Lullaby of Birdland

作詞:

George David Weiss

作曲:

George Shearing

曲について

ニューヨークマンハッタンのタイムズスクエアから少し通りを入ったところに

有名なジャズクラブ”Birdland”があります。

BirdlandのBirdはチャーリー・パーカーの愛称から来ているのは有名な話ですね。

最初は入りずらいと思ったのですが行ってみればチャージもリーズナブル

名演が近くで聴けてお食事も美味しいお店です。


これまでDee Dee Bridgewater, Stacy Kent, Jane Monheit, Carol Sroan、

Marylin May、、等素晴らしいボーカルライブを楽しませてもらいました。


1952年、作曲家George Shearingがその”Birdland"のオーナーMorris Levyから

Birdlandで開催するショウのテーマソングをレコーディングして欲しいと頼まれました。

でもLevyから提供された曲が気に入らなくてGeorge Shearingが作曲して出来た曲が”Lullaby of the birdland”。


数週間作曲に時間かかったようですが、ある夜夕食中に思いつき飛び上がってピアノに向かい

10分ほどでこの”Lullaby of the birdland”は出来たそうです。


Sarah・Vaughanが1954年にレコーディングをして大ヒット彼女の代表曲となりました。


George Shearingはこの曲をいろんなリズムまた構成で演奏しましたがこれといって

気に入った演奏は当時なかったそうで、、でもある時ピアニストErroll Garnerがこの曲をレコーディングした

作品を聴いて

”自分はかなり元気なテンポで演奏していたけれど、Enrollの、とても優しい、演奏中にいかにも笑みを

たたえているのではと感じさせるゆったりとした演奏がとても好きになった”という記事を見つけました。

さらにGeorge Shearingのこんなコメントがあってとても感動しました。


“After hearing how he [Garner] tackled ‘Lullaby of Birdland,’ I came to realize that the composer is not always right about his or her own music. Because when someone else comes up with another idea, they can enrich a piece by hearing something different in it.”

「ガーナーが”Lullaby of the birdland”に挑むさまを聴いた後に作曲家というのはいつも自分が作った音楽について正しいとは

限らないというのがわかったよ。他の誰かがまた違うアイディアを思いついて何か違うフィーリングをいれたのを聴くことによってその曲が豊かになっていくから、、」


こんなGeorge Shearingの感性と人格だからこそ生まれた名曲なんだと思いました。

良い話ですね!

こういう名曲が生まれた時のエピソードを知りまたこの曲がさらに好きになります。

訳詞

それはあなたがため息をつく時に

いつも聞こえてくる音

私の持つ言葉の世界では

フレーズの中で感じていることを

言いあらわすことなんてできない


二羽のキジバトが愛し合う時に

くちばしを軽く交わらせ、互いに交わす鳴き声を

あなたは今まで聞いたことがあるかしら?

それは一種の魔法で

私たちがキスをするときに唇で作りだす

音楽のようなもの


古いしだれ柳の木がある

彼は本当の悲しみを知っている

もし私があなたに”ごきげんよう、そしてさようなら”と言われたら

枕に顔をうずめて泣くのと同じくらいよ


バードランドの子守歌

低くささやき甘いキスしたら

私たちは行くことが出来るの

バードランドの中を飛び空高くまで

なぜなら私たちは恋に落ちているから


Lyrics (引用)

Lullaby of birdland

That's what I always hear

When you sigh,

Never in my worldland could there be ways to reveal

in a phrase how I feel


Have you ever heard two turtle doves

Bill and coo, when they love

That's the kind of magic music we make with our lips

When we kiss


And there's a weepy old willow

He really knows how to cry

That's how I'd cry in my pillow

If you should tell me farewell and goodbye


Lullaby of birdland whisper low

Kiss me sweet and we'll go

Flying high in birdland , high in the sky up above

All because we're in love

*英語歌詞はThe real vocal bookからの引用